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カビのことをもっと知る!

日本はまさにカビ王国です!

カビは微生物の一種。その種類は3万種から20万種とも言われています。カビの正体は「菌類」です。その中でも体がきわめて簡単で単細胞あるいは「菌糸」という糸状の細胞体からできているものをいいます。細長い細胞が連なった糸のような形をしており、これが「菌糸」で、ここから水分や栄養分を取って成長していきます。
カビが最も好む環境は『気温20から30度』『湿度70%以上』です。温暖多湿の日本は、まさにカビ王国!最も良い条件が揃っている国です。条件が整うとガラスやプラスチックやアルミにまでとりつきます。カビの中には毒性の成分を作るものもあります。

暮らしの中で見かけるカビの種類!

カビは種類によって色も性質も様々です。湿度の高い所だけに繁殖するものではなく、種類によってそれぞれの特性があります。住居でよく見られるカビを下記にまとめました。

湿度
90%以上を好む
黒カビ(黒)家の中にはいたるところにいます。よくお風呂で見かける黒いカビ。食品や衣類にも繁殖します。アレルギーの原因にもなります。
赤カビ(赤褐色)種類の多いカビ。野菜を育てる畑などに見られ、作物に被害を及ぼします。植物を枯らしたり、腐敗させたりする作用を持っているのが特徴です。
湿度
80%以上を好む
青カビ
(青灰緑色)
ペニシリンの製造に使われた有名なカビ。チーズによく使われます。黒カビ同様、空気中に多く浮遊しているため、ミカン・りんご・餅・お菓子・パンなどに最初に発生するのはこの青カビです。
こうじカビ
(黄土色)
菌の酵素力が強く、昔から味噌・醤油・お酒などの製造に活用されています。
湿度
60%以上を好む
かわきこうじカビ
(黄会い色)
ガラスや、フィルムなどに発生するのが特徴。例として、カメラのレンズが曇るのは、黄カビが原因です。青カビが発生できない、食品にも発生することがあるため注意が必要になります。
あずきいろカビ
(小豆色)
チョコレート、カステラ、羊羹、干し柿など糖度の高い食品に発生します。

カビ取りスプレーは逆効果の場合もあります!

家の中でもっとも湿度が高くカビの発生しやすい場所は「浴室」です。人のアカや石鹸カスも栄養源です。ここでの最も有効な防カビ対策は入浴後すぐに窓を開けて壁や天井の水分を拭き取り、床はブラシをかけること。しかし、これがなかなか難しく、いつの間にかカビは目地や天井に繁殖してしまいます。その際市販の『カビ取りスプレー』で掃除をすることがあると思いますが、実はカビ取りスプレーは逆効果になることも強アルカリ性のカビ取りスプレーは、アルカリ性に弱いカビを一時的には除去します。しかし、お湯がかかるとアルカリ成分は簡単に流れてしまい、その部分は中性になり前にも増してカビが繁殖しやすくなるのです。さらに、強アルカリ性に酸性の洗剤が加わると毒性のガスが発生し危険な状況になることもあります。ですからカビ取りスプレーばかりに頼らずに、やはり乾燥をさせることが有効な対策といえます。

カビは季節に関係なく発生します!

カビは湿気の多い梅雨に多く発生すると思っている方が多いと思いますが、実は冬でも梅雨にかわらないくらいに発生します。その原因は「結露」です。小さなマンションに4人家族で住んでいると、人から発散される水分での湿度が味噌・醤油を製造するのと同じような環境になるそうです。家の中でカビが発生しやすい場所は、『結露が出来る所』『汚れやすい所』『濡れやすい所』『空気がよどむ所』『湿気の多い所』などで、これを当てはめると『窓ガラス』『浴室』『台所』『押入れ』『長時間人のいない部屋』などです。最も有効な家の中の防カビ対策は『風通し』です。現代の密閉率の高い住宅ではなおさら風通しが重要。真冬でも一日に数回窓を開けて、外と中の温度差をできるだけ小さくすることが必要です。

エアコンはとくに注意!カビの温床です!

エアコンは室内の絨毯や壁にとりついているカビの胞子を吸い込みますから、エアコン内部には間違いなくカビが増殖しています。エアコン内のカビは室内の10倍以上というデータもあります。これが冷気・暖気とともに室内に送り出され、その空気を私たちは吸い込んでいるのです。カーエアコンでも同じことが言えます。エアコンの場合、フィルターをこまめに掃除することです。また市販のエアコンクリーナーで掃除するだけでなく、定期的に専門業者のクリーニングもしたほうが良いです。

カビが繁殖するとダニが増えます

実はダニの大好物が「カビ」です。ダニがカビを食べる実験では、さまざまな種類のカビをすさまじい勢いで食べつくしてしまったそうです。ダニがカビを好物にしているということは、カビの多いところにダニも多いということ。部屋のいたるところにカビが繁殖すると、そこにはダニも繁殖し、カビを食べては排泄をくりかえします。ダニは各種のアレルギーや病気を引き起こすこともありますので注意が必要です。

カビの発生は健康被害をもたらします!

カビが原因で起こる病気には大きく分けて①アレルギー性疾患②感染症③カビ中毒の3つがあります。この中で「アレルギー性疾患」には気管支喘息や鼻炎などがあり、これはカビだけでなくダニが原因していることもあります。「カビ中毒」は、カビの毒「マイコトキシン」によります。カビの中毒は細菌と違いすぐに症状に表れず、慢性疾患からのガンや肝臓・腎臓障害になることが多いようです。小さなお子様や抵抗力の弱いお年寄りなどが同居するご家庭ではとくに気をつけて防カビ対策を考えていただきたいと思います。














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